おおさかナウ

2022年05月14日

たつみ氏が大型ビジョンカーで訴え
核廃絶こそ世界平和への道

大型ビジョンで政策を訴えるたつみ氏=4日、大阪市北区内

 7月の参院選で議席奪還を目指す日本共産党のたつみコータロー大阪選挙区候補(前参院議員)は4日、217インチの大画面を備えた「大型ビジョンカー」を活用した街頭宣伝をスタートさせました。
 たつみ氏は、ロシア軍によるウクライナ侵略で民間人にも犠牲者が広がる深刻な事態を示し、ロシア軍のウクライナ侵攻は明確な国連憲章違反の戦争犯罪だと指摘。「いかなる理由があっても、無法な侵略戦争を正当化することは絶対にできない」と訴えました。
 ロシアによる核戦力使用の懸念が強まっている問題について、限られた国々だけが核兵器を保有する「核抑止力」論は完全に破綻したと述べ、「世界が平和になる方法は、それぞれの国が核兵器を持つことではなく核廃絶しかないことが明らかになった」と強調。日本維新の会が非核三原則見直しを提言した問題に触れ、「国際社会は、2017年に核兵器の保有も威嚇も違法とする核兵器禁止条約を122カ国の賛成で成立させた。世界はすでに一歩前に進んでいる。維新の考え方こそ古い考えにすぎない」と批判するとともに、「世界で唯一の戦争被爆国である日本こそ、核兵器禁止条約に参加して世界の非核化をリードするべきだ」と訴えました。
 円安不況など経済を巡る課題、大阪のコロナ対策やカジノ問題などを取り上げ、ロシアの侵略戦争に乗じて憲法改悪や「核共有」を主張する自民や維新の会を厳しく批判。「過去の侵略戦争を反省しない自民党や維新の会による憲法改悪を許してはならない。憲法9条を守り生かす政治を実現するために、全力を尽くす」と訴えました。
 大阪市北区の天六交差点前ではボランティアスタッフらがビラを配布し、約30人が足を止めてたつみ氏の訴えに耳を傾けました。たつみ氏はこの日阿倍野区、平野区内を駆け巡り大型ビジョンカーで訴えました。

(大阪民主新報、2022年5月15日より)

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