おおさかナウ

2022年03月26日

多様な家族にさらに支援を
市政改革委員会 長岡ゆりこ議員が提案

質問する長岡議員=15日、大阪市議会市政改革委員会

 長岡ゆりこ議員は15日の市政改革委員会で、多様な家族のあり方を応援・支援する施策などについて質問しました。
 大阪市は、LGBTQなどの性的少数者を対象に「パートナーシップ宣誓制度」を2018年から実施し、ことし2月末までに381組のカップルが宣誓し、宣誓書受領証を交付されています。
 長岡氏は、実際に宣誓した複数の当事者の声や家族の姿を紹介しながら、医療機関での治療の説明、入院の同意、看取りなどで家族として認められることが、制度を考える上で重要だと強調しました。
 また、当事者からは、同性婚の法制化を見据えて、「これだけの当事者がいる」ことを可視化することが大切だという声があると指摘。「いろんな家族がいていいよね」という空気をつくることが必要だという意見も共通していると述べました。
 長岡氏は、宣誓後に当事者が年齢を重ね、さまざまな人生の岐路に立った際の対応について質問。市側は、人権啓発・相談センター(大阪市西区)で相談に応じると伝えているとともに、当事者だけでなく、家族や企業からも多様な相談を受けていると説明しました。
 長岡氏は、「家族の形はますます多様化していく。本人が『この人と家族』と思った方と、寄り添って生きていけるように、大阪市ができる支援を引き続き前に進めてほしい」と要望しました。

(大阪民主新報、2022年3月27日号より)

月別アーカイブ