おおさかナウ

2022年02月05日

1票の格差も1人区も増
維新が府議会定数削減案

 維新府議団は1月26日に、府議会定数を現在の88から79へ、9削減する条例案の概要を議長に提出しました。人口当たりの議員数を全国最小にするとしています。「身を切る改革」の名目で民意を切り捨て、民主主義を後退させるものです。
 案では「1票の格差」が現在の2・15倍から2・19倍に拡大し、1人区が現在の31から36に増加し、「死票」も増えます。
 府議会は1人区が全53選挙区の58%を占めています。わずかな票差が大きな議席数の差につながる「小選挙区」の要素が、全国の都道府県と比べて強くなっています。
 日本共産党は昨年12月に、「選挙区・定数の改正案」を府議会議会改革検討協議会に提出しています。改正案は定数を現在のままとし、合区により1票の格差を1・95倍に縮小。また多くの死票を生む1人区は8に減少するものです。

(大阪民主新報、2022年2月6日号より)

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