おおさかナウ

2021年10月16日

「比例は共産党」の支持広げる
「JCP大阪ビラ(第383号)」
1日も早く全有権者に届けて対話を
日本共産党府政策委員会責任者代理 大西淳子

 
日本共産党大阪府委員会は、総選挙に向けたビラ「JCP大阪・第383号」を作成しました。ビラの内容と意義について、党府政策委員会責任者代理の大西淳子さんの寄稿を紹介します。

 「JCP大阪・第383号」は、300万部、全世帯に配布し、「比例は日本共産党」の支持を広げるために作成したものです。公示後も配布できるものですが、ぜひ一日も早く有権者に届け、対話や担い手広げの中でも活用しましょう。
 このビラは、①史上初めて「政権交代を実現する」選挙をたたかう、今度の総選挙の意義と、そこで日本共産党が果たす役割、②日本共産党がどんな日本と大阪をつくろうとしているのか、③安倍・菅政権直系派である岸田新政権と維新の本質、④日本共産党の魅力と値打ち――の内容を全世帯に届け、全有権者規模で伝えるものでです。
 「#政権交代をはじめよう」「安倍・菅政治をチェンジ」「立憲・共産『政権協力』で合意」「市民と野党の共同で政治を変える日本共産党」――ビラの表面では、今度の総選挙の意義を、見出しで端的に伝えています。
 安倍・菅政権を倒して政権交代を実現するため、日本共産党と立憲民主党が、史上初めて自民・公明政権を倒した後の「政権協力」で合意したこと、そしてその土台には、9月8日に野党4党で合意した“共通政策”があり、日本共産党は「市民と野党の共同で政治を変える」ために「閣外協力」という形で力を尽くす政党であることを、有権者にまず知ってもらうことが大切です。

 このビラを読んでいただいて、これまで「選挙に行っても変わらない」と考えていた方にも、今度の総選挙で政権交代を実現しようという希望を広げましょう。
 ビラでは、日本共産党がどんな社会をつくろうとしているかを、①「病床と保健所、社会保障を抜本的に拡充」、②「8時間働けばふつうに暮らせる社会に」、③「お金の心配なく、学び、子育てできる社会に」、④「くらしと家計応援で経済立て直し」――の4つの内容で知らせています。
 ここで紹介した政策はどれも、安倍・菅政権が推進してきた弱肉強食の新自由主義にピリオドを打ち、命と暮らしを何より大切にする社会への転換につながるものです。それは、大阪の維新政治のもと、コロナ禍で大きな傷を負った大阪でこそ、求められています。日本共産党の躍進と政権交代でこれらを実現し、希望の持てる社会を一緒につくろうとの訴えを大いに広げていきましょう。

 なおこの中で、「カジノはキッパリ中止」の政策も書き込んでいます。維新が「大阪の成長」の柱として位置付けるカジノは、府民に害悪しかもたらしません。
 「カジノ・万博」についての日本共産党の立場については、党大阪府委員会「カジノ・万博問題プロジェクト・チーム」が発表したアピール「カジノはNO! 夢洲での万博開催は見直し、いのち・暮らし最優先の大阪を」(10月10日付、党府委員会ホームページに全文掲載)で述べていますので、ぜひ参考にしてください。

 さらに、日本共産党の政策と対比させる形で「岸田政権も維新も『安倍・菅政権』の継承派」であることを、事実で伝えています。特に維新の本質を全戸規模で伝える宣伝物は、このビラしかありません。
 岸田政権が「安倍・菅政治直系」であることは「人事・政策」とともに、8日の所信表明演説でも浮き彫りになりました。森友疑惑の再調査はしない。「新しい資本主義」などと目新しい言葉を口にするが、「アベノミクス」を礼賛・継承し、原発再稼働、改憲、軍拡推進の方針は変わらず、コロナ対策の菅政権の失策への批判も反省もありません。
 維新はいま、岸田新政権に対して「対決色」を出そうとしていますが、その実は安倍・菅政権が進めてきた「なんでも自己責任の新自由主義」を、さらに推進しようとするものです。
 維新は、「規制改革」の名で〝最低賃金制の廃止〟や〝解雇自由化〟を提起、「雇用の流動化」の名で非正規雇用増を主張、「競争力を重視する自由経済」の名で、中小企業の廃業や淘汰の推進など、安倍・菅政権以上の新自由主義的な政策を提起しています。

 彼らが岸田政権を「批判」するのは、「規制緩和が中途半端」であるとするものであり、悪政をけしかける立場にほかなりません。ここはぜひ大いに対話でも語り広げていただきたいところです。
 裏面は、「ええんちゃう?日本共産党のこんなとこ。」として、日本共産党のありのままの姿を紹介する紙面になっています。 

 ①「#困った時は、共産党――声を届け、実現へ全力」、②「ブレない党――エエもんはエエ、アカンもんはアカン!」、③「『都構想』住民投票――新しい大阪への一歩ふみだす」、④「『ブレずに共闘』つらぬく党――政権交代で政治を変える」――いずれも、大阪における日本共産党のまるごとの姿であり、魅力です。
 裏面の下には、党中央が発表した3つの政策提案のポイントも紹介しており、気候危機打開、ジェンダー平等、暮らしと経済立て直しへの抜本的な改革案を持つ政党であることも打ち出しています。
 ぜひこのビラで日本共産党の値打ち・魅力を伝え、「比例は日本共産党」の大波を広げていきましょう。

(大阪民主新報、2021年10月17日号より)

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