おおさかナウ

2021年07月17日

総選挙控え各地でオンライン演説会

日本共産党の躍進で命と暮らし守る政治へ
倉林参院議員・副委員長が訴え

 秋までに必ず行われる総選挙での躍進を目指し、日本共産党が府内各地でオンライン演説会を開催しています。11日には、衆院大阪2区と15区で取り組まれ、倉林明子副委員長・参院議員が、「命と暮らしを守る希望の政治を実現を」と次期総選挙で野党共闘と日本共産党の勝利を目指そうと呼び掛けました。

西田さえ子比例候補が決意
衆院大阪2区

 大阪2区の演説会では、大阪市阿倍野、生野、東住吉、平野の各区で計150カ所の視聴会場が設けられ約450人が参加しました。

市民と野党の共闘発展させ

倉林氏の訴えを聞く参加者=11日、大阪市東住吉区内

 倉林氏は、通常国会で菅政権が強行成立させた「病床削減推進法」を批判し、大阪などですでに消費税を財源に病床削減が始まり、今年度は1万床削減が計画されていると指摘。「200床規模の病院が50カ所つぶされる計画。コロナで足りないと分かったのが病院です。医療を支える医師と看護師を減らす間違った政治を終わらせないといけない」と強調しました。
 倉林氏は、政治変革を願う国民の期待が野党共闘を後押しし、コロナ対策拡充や辺野古新基地建設予算削減など36兆円規模の予算組み替え提案につながったと指摘。自公与党が過半数を割った東京都議選と1人区で野党が勝利した4月の国政3補選を取り上げ、「世論と運動が社会を動かす力です。国民の声に応える政治実現へ、政策の一致点を広げ野党共闘を発展させ、人間の命と尊厳を大切にする野党連合政権をみんなで実現しよう」と呼び掛けました。

ゆがんだ政治変えるために

 西田さえ子衆院近畿比例候補は、中小業者に寄り添い暮らしと営業を守るのが政治の「原点」だと語り、「人命軽視の悪政によって、救えるはずの命が奪われる医療崩壊が大阪で起きた。格差を広げるゆがんだ政治を変えるため、全力を尽くしたい」と決意を述べました。
 日本共産党大阪市議団の山中智子大阪市議が訴えた他、生野民商の代表、子育て中の母親、タクシー会社経営者らが日本共産党への応援メッセージを寄せました。

命と暮らしを最優先にする

 大阪市東住吉区の南百済支部は5会場で視聴しました。演説会終了後、ビデオ会議アプリ「ZOOM」を使ってリモート交流しました。「消費税を財源に病院のベッドを減らすなんて許せない。政治を変えようと地域で対話していきたい」「80代の人がワクチン予約を取り消されて困っています。みんなの命と暮らしを最優先にする政治にしたい」と感想を話し合いました。

ため仁史15区候補が力説
衆院大阪15区

 「大阪15区オンライン演説会」は、55カ所をつないで開かれ、倉林明子副委員長・参院議員や、ため仁史15区候補が訴えました。

求められるのは命育む政治

大阪15区のオンライン演説会=11日、河内長野市内

 地域では、厚生労働省が統合・再編の対象として名指しした全国424病院の中に、済生会富田林病院と市立藤井寺病院が含まれています。また「命の最後の砦」と言われる3次救急を担う近代病院の域外移転も問題となっています。
 ため候補は、「病院を残してほしいと地元住民が請願署名を集め、府議会に提出しましたが、自民、公明、維新が反対し否決してしまった」と述べ、「政治家に求めるものは何か。コロナ禍で命を守ってほしい、そして命をはぐくむ政治をしてほしい、この思いではないか」と問い掛け、「これを踏みにじる政治をストップさせなければならない」と力を込めました。

消費税を5%に引き下げを

 またコロナ禍で消費税を緊急に5%に引き下げることが必要と力説し、「市民と野党が一緒になって野党連合政権をつくり、命と暮らし、平和と民主主義を守って、憲法を暮らしの中に生かす希望ある社会を一緒につくっていこう」と訴え掛けました。
 福祉現場関係者や青年、子育て中の女性、地元の市民連合も応援や激励のあいさつを寄せました。

(大阪民主新報、2021年7月18日号より)

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