おおさかナウ

2021年06月26日

オンライン活用・比例を軸に・支部が主役
総選挙へ臨戦態勢確立を
共産党府委 小選挙区選対本部長会議開く

 

 日本共産党大阪府委員会は16日、衆院小選挙区の選対本部長会議を開きました。
 報告に立った柳利昭府委員長は、国会最終盤の内閣不信任決議案の提出について、「野党の本気の共闘」へ土台を築いたものであり、総選挙勝利にまい進する時を迎えていると強調しました。

アピールとパンフを力に打って出る

小選挙区選対本部長会議で報告する日本共産党の柳府委員長(右端)=16日、大阪市内

 その上で①解散・総選挙を巡る情勢とたたかいの構え、②「総選挙アピール」が示した大阪における政治論戦の方向、③「比例80万票」目指す6~8月の活動の重点と小選挙区選対本部の活動、の3つの柱で報告。最近のメディアの論調や「明るい会」の千人ネット調査にも表れている世論の変化にも触れ、府委員会の「総選挙アピール」と「党おしだしパンフ」を力に、大きく打って出ることを強調しました。
 討論では、各小選挙区の「オンライン演説会」について発言が相次ぎました。
 「3・20近畿オンライン演説会の経験を力に独自に開催。わたなべ結さんと石川たえ府議、清水ただし衆院議員で『オンライン集い』にも挑戦する」(3区)、「昨年9月から3月まで7回の『宮本たけしトークライブ』を展開、技術的にも積み上げてきた」(5区)、「211カ所・387人が視聴した『オンライン演説会』には、ゲストスピーチに瀬戸内寂聴さんの記事を寺に貼ってくれた住職らを招いた。党をまるごと語り比例を軸にたたかう結節点として臨んだ」(16区)。

正面から比例目標突破へ役割果たす

 6月の「常幹声明」、府委員会の「総選挙アピール」に基づき、「比例を軸」に「支部を主役に」した総選挙勝利作戦についての実践も交流されました。
 「府委員会のパンフは、維新批判も的確で良い内容。『比例を軸』に『北村デー』にも取り組む」(19区)、「全戸配布ビラも7ー8月に出したい。『たつみオンライン集い』は17カ所26人が視聴、質問も相次いだ」(12区)、「支部向けに『政権奪取プラン』を作り、8月までの3カ月、支部の計画を確立していく。常任委員会で『総選挙アピール』を学び、『維新にどう向き合うのか切り口も鮮明』と確信に。食料支援の活動を通じて急速に成長する若い世代が輝く総選挙にしたい」(3区)、「前回選挙では4区内の『清水票』に対して比例得票は半分だった。正面から比例目標突破へ、選対本部の役割を果たす」(4区)、「現職との力関係の差はまだあるが、野党共闘が実現すれば互角に。鍵は支部の得票目標達成。『比例・宮本デー』を促進する」(5区)、「中間選挙の目標と比べ総選挙の得票・支持拡大目標が現状の低いままでいいのか、行政区・支部に提起している。常幹声明、府のアピールを踏まえて積極的に打ちだす」(15区)などの意見が出ました。
 都議選支援と、総選挙勝利への必勝態勢確立へ、選対本部の活動強化の決意も出し合いました。
 「7月11日に倉林明子副委員長を迎えオンライン演説会を開く。『特別期間』を経て6月は総選挙モードで加速と訴えている。パンフも活用しフレッシュな気持ちで臨み、都議選支援にも力を入れる」(2区)、「比例得票の倍加目指し7月18日にオンライン演説会を開催。選対本部会議も週1回開く」(19区)、「月2回の選対会議を12月から継続。地区とも連携し臨戦態勢をとる。森流星予定候補の地元、中区では読者で前回時比を突破。各行政区でオンライン演説会を開く」(17区)などと交流しました。

初の本部長会議で目標突破へ全力を

 会議のまとめで柳府委員長は、「本格的な総選挙闘争へ、小選挙区本部長会議として初めて開いた。それぞれの得票目標突破へ全力を上げよう。選挙区オンライン演説会や、比例・宮本デー、若い世代活躍のための努力などさまざまな挑戦を交流できた。支部が主役の臨戦態勢を確立して、総力を」と述べました。

(大阪民主新報、2021年6月27日号より)

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