おおさかナウ

2020年11月21日

住民投票などで活発に議論
大阪革新懇が代表世話人会

大阪革新懇の代表世話人会=14日、大阪市北区内

大阪革新懇の代表世話人会=14日、大阪市北区内

 進歩と革新をめざす大阪の会(大阪革新懇)が14日、大阪市北区内で20年度の第6回代表世話人会を開き、大阪市廃止・分割の賛否を問う住民投票(1日投開票)や菅政権とのたたかいなどについて活発に意見交換しました。
 住民投票で反対多数となり、大阪市の存続が決まったことを巡り、出席者からは「維新にはおごりと、低投票率で勝つという市民への不健全な態度があった。これに対して路地裏での対面による対話が勝敗を決めた」「路地裏を主戦場に、スポット宣伝や対話を重視。情報がない中で『待っていた』『話を聞きたかった』との声が寄せられた」「中央区、北区など賛成多数の行政区でも、反対が票を伸ばしている」などの意見が出ました。
 日本共産党の駒井正男府書記長は、住民投票の結果は市民の良識の勝利であるとともに、共同の勝利だと指摘。野党も緊密に連携してそれぞれが役割を果たしながら、最終日に市民と野党の共同街頭演説を行い、さまざまな市民団体も多彩な行動を展開し、市民一人一人が考え、行動するという貴重な政治的体験になったと述べました。
 駒井氏は、維新政治とのたたかいに決着を付けるのは次期総選挙と、23年の統一地方選だとし、野党連合政権の実現へ、菅政権に対して要求運動を起こし、「政治を変えよう」という世論を広げることが重要だと強調しました。政治を変える展望を届ける上でも、住民投票での宣伝・対話の財産を生かしたいと語りました。

(大阪民主新報、2020年11月22日号より)

月別アーカイブ