おおさかナウ

2020年11月08日

これが大阪市民の民意 松井氏
「都」構想再挑戦はない 吉村氏
「都」構想否決で維新・公明が会見

会見する(左から)吉村知事、松井市長、佐藤代表ら=1日、大阪市北区内

会見する(左から)吉村知事、松井市長、佐藤代表ら=1日、大阪市北区内

 大勢が判明した1日深夜、大阪維新の会代表の松井一郎大阪市長と吉村洋文府知事(代表代行)は公明党府本部代表の佐藤茂樹衆院議員らとともに大阪市北区のホテルで記者会見しました。
 「これが大阪市民の民意です」。会見冒頭松井氏は、再挑戦での敗北を認め、「この結果を受け止めたい」と語り、「政治家としてのけじめをつけたい」とし、23年4月までの任期をまっとうし政界を引退すると表明しました。
 松井氏は「戦いを2度挑み、2度負けたのは私の力不足に尽きる」と語り、「変化への不安を解消できなかった」と敗因に言及。一方で賛否拮抗の結果を取り上げ、「二重行政は反省すべきだとの認識はいただいている」と語り、府市一体で25年大阪万博成功へ力を注ぎたいと述べました。
 吉村知事は投票結果について、「大阪市を残すべきだという反対派の熱量が上回った」と語り、「僕が政治家として『大阪都』構想に再挑戦することはない」と言明、残る任期をまっとうし、その後については「任期満了前に判断したい」と述べました。

支持者に理解得られず
佐藤氏

 反対から180度方針転換した公明党の佐藤氏は、「党の力不足で支持者に十分理解を得られなかった」と振り返り、「反省すべきことは反省し対話を通して理解を深めていく。大事なことはしこりを残さないことだ」と語りました。

(大阪民主新報、2020年11月8日号より)

月別アーカイブ