おおさかナウ

2020年10月05日

ジェンダー平等語り合う
「大阪の共産党です」第9弾をライブ配信

ライブ配信で語り合う(左から)片方、わたなべ、渡辺の各氏=9月27日夜、大阪市天王寺区内

ライブ配信で語り合う(左から)片方、わたなべ、渡辺の各氏=9月27日夜、大阪市天王寺区内

 日本共産党大阪府委員会のインターネット番組「大阪の共産党です第9弾」が9月27日夜、動画投稿サイト、ユーチューブでライブ配信されました。弁護士の渡辺和恵さんをゲストに迎え、党府国政対策委員長(衆院大阪3区候補)のわたなべ結さんとJCP大阪サポーターの片方真佐子さんが、「政治にジェンダー平等がなぜ大切か?」をテーマに語り合いました。
 わたなべ氏は、1月の日本共産党第28回党大会で改定した党綱領を取り上げ、ジェンダー平等の課題を世界の人権問題・日本政治の課題と位置付けたと紹介。「自助」を強調し増税路線や憲法改悪を目指す菅首相の政治姿勢と共に、杉田水脈衆院議員の女性蔑視発言を厳しく批判しました。コロナ禍で苦しむ国民に自己責任を押し付けるのではなく、平和と人権を大切にしてすべての人の命と暮らしを支える政治を実現したいと語りました。
 渡辺氏は、憲法の3原則(平和主義、民主主義、国民主権)実現のためにも、ジェンダー平等の視点が不可欠と語り、男女格差を比較したジェンダー・ギャップ指数で日本は153カ国中121位だと問題視。天賦人権説を否定する自民党憲法草案は、時代の流れに逆行したものと指摘しました。
 わたなべ氏は、「#MeToo」運動や地域の青年たちとジェンダー問題で学習を続ける思いを紹介。渡辺氏も、女性差別と裁判闘争の歴史にも触れながら、コロナ禍で貧困と差別に苦しむ人たちを支える恒常的仕組みが必要だと強調しました。一律10万円給付を巡り受取人とされた「世帯主」規定廃止を求めた共産党の活動に、大いに期待したいと語りました。
 視聴者の意見や疑問も織り交ぜながら、大阪市を廃止する「大阪都」構想の問題点、コロナ禍での雇用不安や、子どもの貧困問題など多彩なテーマで語り合いました。
 わたなべ氏は最後に、「生きづらさが可視化されにくい社会構造も課題。すべての国民が大切にされ、不利益を受けないような社会を実現するために、私自身が人権保障の感覚を研ぎ澄まし、学び行動していきたい」と語りました。
 番組は共産党府委員会のホームページや動画投稿サイト「ユーチューブ」で視聴できます

(大阪民主新報、2020年10月4日号より)

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