おおさかナウ

2020年09月28日

限定的な業種でなく
継続的な支援幅広く
都市経済委 山中智子議員が質問

15大阪市会_城東区_山中智子 17日開かれた大阪市議会都市経済委員会で、日本共産党の山中智子議員が、府市共同で実施している「大阪の人・関西の人いらっしゃい!」キャンペーンについて質問しました。
 同事業は、新型コロナの影響を受けた府内観光業者を支援するためとして6月19日から実施。関西2府4県の人が、1人1泊7千円以上(税別)の特典付き宿泊プランを利用すると、2500円分のポイントを還元。6億円の費用は府市で折半します。
 山中氏は、「府域全体の観光喚起策なのに、なぜ府市折半で負担するのか」と指摘。期間は当初7月末までだったが、その後も続いていることについて、「事業の検証をした上で延長したのか」とただしました。
 経済戦略局は、感染拡大の第2波への不安から出控えの影響があったとし、「安心できる時期に(大阪に)来てほしいとの思いから」と延長を決めたと説明しました。
 山中氏は、国の「GoToキャンペーン」に「時期尚早」との声が出る中で、大阪の事業を延長したのは、「市民の命を軽んじるもの」と指摘。「(温泉旅館や高級ホテルなど)限定的な業種を感染のリスクを冒してまで対象とするのではなく、休業要請支援金のように補償とセットで自粛をお願いするなり、幅広い支援を継続的に行うのが大道だ」と主張しました。

(大阪民主新報、2020年9月27日号より)

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