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2017年12月08日

岸和田市政から『政治とカネ』問題を一掃するために」 市長の説明責任と真相解明第一に

日本共産党岸和田市議団は7日、「信貴市長の政治資金をめぐる問題について市長の説明責任と真相解明第一に―岸和田市政から『政治とカネ』問題を一掃するために」とする次のような立場を明らかにしました。

岸和田市政から「政治とカネ」問題を一掃するために 市長の説明責任と真相解明第一に 党議員団の立場

 11月26日に行われた市長選挙で2期目の当選を果たした信貴芳則市長が、翌日の新聞報道で、「年選挙時、自民から推薦獲得のため、支持者に200万円」の記事が報道されました。

 日本共産党議員団も突然の報道発表により事実も含め、真相の解明に向け取り組みを行っています。

 信貴市長が4年前の1期目の市長選挙直前に「自民党の推薦を得る」目的で、現金200万円を友人の自民党岸和田支部(当時組織部長)の日田孝志氏を通じて、自民党神谷昇衆院区自民党支部長(現衆議院議員)に渡したとされることは、「市長の座を金で買ったのか」という市民の怒りを呼び、市政への信頼を揺るがす問題となっています。

 12月1日に、この問題に対する信貴市長からの説明を求めるために、岸和田市議会は全員協議会を行い、日本共産党議員団は市長に、説明責任を果たし問題の解明を強く求める質疑を行いました。

 信貴市長は冒頭、4年前の市長選挙の際「2回にわたって現金100万円を渡したことは事実」と述べ「党支部での私の立場がよくなるならと思い、言われるままに渡した」「領収書がなく収支報告書への記載を失念していた」と説明。改めて「市民におわび申し上げます」と陳謝しました。

 日本共産党の中井良介議員は、「今回の市長選挙直後、4年前の市長選挙での市長200万円の報道に接し、大変な驚きと憤りを感じた」と述べ「自民党の推薦を得るために、不明朗な形で、関係者に200万円を手渡していたこと、さらに今回の選挙でも同様のことが報じられている」「この『政治とカネ』に関わる重大問題、『市長の座をカネで手に入れた』と言われても仕方がない問題」と指摘。「この点で市民の目も極めて厳しいものであり、私たちがこのことを事前に知っていたら、『政治とカネ』の問題で厳しい姿勢をとってきた私ども日本共産党にとって、前回も今回の市長選挙でも、自主的に支援することなどあり得ない問題です」と党としての立場を明確に表明しました。

 この問題で市長自身が、問題のすべてを明らかにするのか、そしてこの問題に真摯(しんし)に向き合い、どのような責任の取り方をするのか、市民は注視しています。現金を何のために渡し、それは誰の手に渡りどう使われたのか、他にも同様のことがあったのかをはじめ、市長として包み隠さず真相を明らかにすることが求められます。

 ▼真相の徹底解明へ百条委設置を

 今回の全員協議会で、200万円の使途や誰に渡ったかなど、明らかになりませんでした。決して市長への疑念が晴らされたとは言えません。また他の会派の議員からは、今回の報道の200万円以外にもあるのではないか、また、今回相手候補もお金をめぐる問題があると市長から出されるなど、こうした問題の、真相解明が必要です。

 日本共産党議員団は、今後も議会の場でこの問題での説明責任を市長に求めると同時に、岸和田市政から「政治とカネ」問題を一掃するために、市議会に百条委員会を設置することをはじめ、真相を徹底解明するため引き続きとり組んでまいります。

 

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